末期ガンについて

末期ガンとは

 

末期がん。

「もし、あなたや家族が末期ガンと診断されたら…」
「もし、余命宣告をされてしまったら…」

あなたがこんな状況に直面した時、どうお考えでしょうか?


末期ガンとは「病巣が全身に転移してしまい、積極的な治療方法がほぼ無い状態となってしまったガン」の総称です。

最近では高度最先端医療での治療方法が進み、どのようなガン患者さんであっても早期の発見であれば完全治療も可能となってきています。ですが、発見が遅かった場合や進行の早いとされる若い患者さんの場合、症状によって は「末期ガン」と診断され余命を言い渡されることもあります。

しかし、だからといって全く治療方法や対処方法が無いというわけではもちろんありません。
手術などで病巣を取り除き、術後も全身に転移していかなければ全く問題が無い場合もあります。
たとえ手術ができない状況の場合でも、痛みの緩和・がん細胞の増殖を抑えるための投薬治療などの方法もありま す。

また、末期ガンの特徴の一つとして、「強い痛み」を伴います。

モルヒネなどの強い薬を使って治療しても痛みを 完全に抑えることが出来ないほど辛いこともあるのです。痛みを取るための投薬自体が副作用を起こしてしまうこ とさえあります。

 

懸命に看病をしているご家族にとっても、痛み苦しむ患者さんを目の前で見ているのは、とてもしのびがたく苦しみを伴う時間であるかもしれません。また、患者さんの中には「弱っている、痛がっている自分を見せたくない」 と言う人もいるでしょう。

ですが、治る見込みがあるのだろうかと大きな不安を抱えた患者さんにとって

「誰かがそばにいてくれる」

これほど心強く、苦しみから救われ、生きる支えになるものは他にはありません。

もし身近な方が末期ガンと宣告されたら、できるだけ患者さんのそばにいて、いつもどおり接してあげてください 。
それがガンと闘う患者さんの心の励みにもなるのです。

もし、あなたや家族が末期ガンと診断されたら…。
もし、余命宣告をされてしまったら…。

残された時間、限りある人生をどのように過ごせるのでしょう。
  どのように生きたいと思うのでしょう。


末期ガン患者さんのお話や体験などを伺うと、

「できるだけ家族と穏やかな日常を過ごしたい」
「家族や友人などと旅行に行って思い出作りをしたい」
「お世話になった方々に会っておきたい」

「まだまだやりたいことがたくさんあるから、色んな人の話を聞いて何でも試してみたい」

などと望まれるのだそうです。

患者さんの症状をみながら専門医と相談し、外出などをすることも可能です。中にはマラソンに参加するなど趣味 を大いに楽しむ方もいます。
末期ガンだからと言って、絶対安静!というわけでは無く、いつもどおり過ごすことももちろん可能なのです。

末期ガンと宣告されて、そこから得られるものもたくさんあります。
あきらめず前向きに「生きたい」と思うこと、その気持ちが未来さえも変えることがあります。
最期を迎えるその時まで、希望はあるのです。

あなたの大切な友人、恋人、そしてあなたを支える周りの家族の顔を思い浮かべてください。
彼らの笑顔のためにも。